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ふねの図鑑。

オリーブマリン

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2015年10月4日に就航したツネイシクラフト&ファシリティーズ建造の高速船。

同名船の流線型を引き継いでいる「スーパーマリン」(3代) とは対照的な質実剛健なスタイルで登場、2017年には本船をやや大型化した「スーパーマリン」(4代) が就航して、高松 - 小豆島(土庄港)航路の高速艇便を2隻で担っている。

第二しょうどしま丸

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「第一しょうどしま丸」「第七しょうどしま丸」に続く、今は亡き讃岐造船鉄工所で建造された四国フェリー向け最終シリーズの1隻。

シアのついた船体など全体の構成は伝統的な四国フェリーの印象を引き継ぐものの、直線的なブリッジ回りの造形や客室の連続窓など折衷的な面も。高松 - 小豆島(土庄港)航路へ就航中。

第一こくさい丸

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国際フェリーが運航する2隻のフェリーのうちの1隻。同社が両備グループ傘下となった2007年7月に就航した。

公式ウェブサイトの船舶紹介でパンダ(第一こくさい丸)と表記されているように、ファンネルのパンダがトレードマークで、ファミリー向けに船内各所にパンダがあしらわれたデザインとなっている。

僚船の「第三十二こくさい丸」とともに高松 - 小豆島(池田港)航路に就航している。

しょうどしま丸

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2017年3月10日に就航した四国フェリーグループの最新鋭船。出港していくのは本船の就航により宇高航路に転配された「第一しょうどしま丸」。

2012年竣工の「第三おりいぶ丸」、2014年竣工の「第五おりいぶ丸」に続いて藤原造船所で建造されており、ほぼ同型船となっている。

本船の高松 - 小豆島(土庄港)航路への就航により、従来就航していた「第一しようどしま丸」は宇高航路へ転配され、同時に2隻で10往復から1隻で5往復に減便された。宇高航路に就航していた「第八十五玉高丸」、「第八十七玉高丸」は海外売船され、約60年間に渡って受け継がれてきた「玉高丸」の船名も消滅した。

ヴィーナス2

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九州郵船が2隻運航しているジェットフォイルの1隻。

川崎重工建造の新造船である「ヴィーナス」に対して、本船はボーイング建造の中古船で、関西汽船「ジェット8」・日韓高速船「ジェットライナー」・佐渡汽船「ファルコン」を経て、2000年に九州郵船「ヴィーナス2」となった。

僚船の「ファルコン」とともに博多 - 壱岐(芦辺港・鯛ノ浦港) - 対馬厳原港)航路に就航している。

きんいん3

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「きんいん3」は、1990年代に福岡市営渡船に導入された3隻の大型双胴船の3隻目。「きんいん1」「きんいん2」と同様に三菱重工業下関造船所で建造されたが、やや大型化され旅客定員が増加した。基本的なデザインは継承されているものの、船首の位置が高くなり、側面も直線基調になるなど印象が異なる。

本船は貸切船・予備船としてドック代船のほか夏期の納涼船などで運航されているが、2019年2月に新造船の導入が予定されているため、引退・売船されると思われる。